†世界ヴァーツィア
人間を中心とした多くの生命が暮らす世界。神が創り出した世界の中でもっとも広大だといわれ、その恩恵(フォース)に満たされた場所である。
- エンデバーグ王国
- 中央大陸に位置する大国。ヴァーツィアで最大とも云われる国であらゆる経済・工業が発展している。
- ランバルト王国
- 中央大陸北東の山岳地帯にある大国。魔鉱石が採れることで有名。他にも王子自ら軍に所属していることでも知られている。
- アラムハイン王国
- 中央大陸東側に位置する大国。魔法に対する研究が盛んな魔法王国。
- ルーンの丘
- 古くから強い魔力が集積するという不思議な丘。
- 空間の歪み
- かつて魔王が世界侵攻のために創り上げた魔界と世界を繋ぐ場所。
†魔界オルセイア
魔王を筆頭とする悪魔で構成された闇の世界。世界ヴァーツィアとは違う異次元に存在するため、環境が全く異なる。
- 魔王城
- 魔王が暮らす城。巨大な岩山から造られていて、内部は迷路のように入り組んでいる。
- 黒い森
- 魔界全土に広がる森林全般のことを示す。主に黒い草木が生息し、多くの魔物が縄張りを張っている危険地帯でもある。
Endearで登場する魔法に関する用語を解説しています。
2023/11/25 … [用語更新] 「魔力無し」に補足を追記
†用語集(魔法関連)
- 神
- 創造神ユイティラーゼのこと。すべての世界は創造神によって創られ、今現在も神の恩恵を受けて継続されていると信じられている。
- 精霊
- 神ユイティラーゼが世界に恩恵として創り上げた存在。世界のあらゆる場所に住んでいて、人々から「フォース」と呼び慕われている。通常人前に姿を見せることはないが、強い魔力を持つ者には興味を惹かれ自ら姿を見せることもあり、時として魔法の根源として活躍する。
※補足…精霊は魔力と密接な関係にあるため、精霊=フォース=魔力と認識されることが多い。基本的に「フォース」という言葉は精霊を意味するが、一般では魔力という意味で使われる場合もある。
- 魔法
- 魔力によって万物を行使する術のこと。基本的に誰でも行使できる力として世界中に浸透している。戦闘力として使われることが多いが、日常生活においても活用されている。
※補足【詠唱と陣】
この世界で魔法を発動させるためには『詠唱』が必要である。詠唱は人それぞれによるので文言の決まりは特に無いのだが、上級魔法になるほど長く難解な詠唱が必要となり、その間、使用者の隙は大きくなる。使用者の技量が上がれば詠唱を短縮させることが可能だ。
このほか、地面や大気中に魔力の紋様(魔法陣)を描いて発動させる『陣』という方法がある。こちらは紋様さえ描いてしまえば自分のタイミングで即座に発動させることが可能だ。しかし、詠唱よりも早く発動できる分、魔法威力は下がる。
※補足【ルイン式魔法】
詠唱と陣を同時に使うことは不可能とされている。というのも、一般的には一方を使用するとその間にもう一方の集中力が途切れてしまい効果が消滅するからだ。しかし、詠唱と陣の応用性を研究し、その結果、二種の同時発動を導き出して実証した人物が存在した。それがヴァーツィア英雄ルインである。彼女が生み出した詠唱と陣の二種同時発動は後に【ルイン式魔法】と呼ばれるようになる。
※補足【連鎖(仕掛け)魔法】
先に放った魔法が特定の条件を満たした場合に、追加効果として別の魔法を発動させる応用術のこと。連鎖を成立させるためには魔法発動のタイミングや連鎖条件を織り込む繊細な集中力が必要となる。
仕組みとしては、連鎖を起こす魔法に前もって連鎖条件を指定しておかなければならない。詠唱時や陣の描画時に条件を設定した上で発動させるのだ。連鎖条件が満たされない場合は効果が破棄されることになるので、有効活用するためには状況の先読みが重要となる。
- 宿霊
- 物質に秘められた魔力が形となって誕生する精霊のこと。中には普通の精霊が物質に宿ることで宿霊になる場合もあり、精霊界では「アグム」あるいは「アークファド」と呼ばれる。
宿霊は物質の潜在魔力を糧としているため、宿る媒体がないと本来の力を発揮できず、長い間糧が無ければ消滅してしまう場合がある。しかし、一度宿霊となった彼らの能力は一般的な精霊をはるかに超えるため、大抵が高位精霊となる。さらに物質の魔力を共有するため、彼らが持ちうる魔力はとても高く、魔法として活用する場合は強力な効果を発揮する。
- アグアノスの契約
- 宿霊は物質の持ち主と契約することがある。例えば宿霊の宿媒が武器や防具だった場合、持ち主が宿霊と契約を交わせば、彼らの力を武器などを通して使役することが出来る。
契約を交わした宿霊はアグアノスと呼ばれ、宿媒の持ち主を自分の主とし、以後従うようになる。しかし、不仲などで相性が合わない場合は拒絶されることもある。
通常、契約後は宿媒を通して力を使うのが基本。宿霊との信頼や絆が高い時、あるいは契約者本人の魔力が高い時は、宿霊を召霊(つまりは召喚)することが出来る。
- 魔装品
- 特定の宿媒に宿霊が常時融合した状態のこと。宿霊と宿媒が一体化することで、より強い魔力を持ち新しいスキルを修得する可能性がある。ただし、融合した宿媒によっては、宿霊自身が不動状態に陥る。
- 魔鉱石
- 魔力が秘められた鉱石のこと。山岳地帯や洞窟で採れることが多く、武器や装飾品に合成することで更なる潜在能力を付加することができる。組み合わせによっては精度の高いレアアイテムが誕生する場合もあるらしい。
- クリエーター
- 世界でも希少な特殊クラスのこと。その特徴は、魔力を使って様々な魔法具を創り出すことが出来る点にある。彼らのほとんどは道具屋・合成屋を営んでいて、自分で作り出した品や客から持ち込まれるアイテムを合成するなどして商売生活をしている。
彼らが創り出す品々はどれも精度が高いため、その価値も非常に高い。
- 魔法具
- 世界に存在するアイテムの一種で、主に魔力が込められたものや魔力を使って作られたものを示す。それは宝石の形を象っていたり、あるいは武器や防具などの装備品、装飾品、薬品などといった形で人々の生活に広まっている。
- 魔力無し
- 人間で魔力を持たない者のことをいう。「神が与えた罰」だと揶揄される。
大抵の人間は少なからず魔力を持って生まれるのだが、稀にまったく持たない者が誕生するときがある。その存在自体は大変珍しい。
しかし、戦火波乱の時代では能力無しの弱者として扱われ、差別される風潮があるようだ。
※補足追記:魔力無しの有無については見た目から判断することは出来ない。本人から魔力を感じる感じない有無での判断も難しい(魔法上級者ほど自分の魔力を意図的に隠すことが可能なため)。